悩ましい暖房選び

2022/12/10
2024/05/20

 

家づくりをする際に、頭を悩ませる問題の一つが「暖房選び」です。

 

厳しい冬を過ごす東北地方や北海道に住む方にとってなくてはならない必需品で

す。

コスパの良い暖房にしたいと思うところですが、人それぞれ好き嫌いもあるとお

もうので、今回はいくつか暖房を紹介しますので今後の参考になればと思います。

 

「エアコンはコスパ最強?」

 

 

コスパで言うとエアコンは数ある暖房の中でもとても優秀な暖房の一つです。

 

なぜかというと、「ヒートポンプ」という技術を用いているため、他の暖房と比べ

てエネルギー効率が良く暖まるまでの速度が速いからです。

 

速断性があり、暖房費が低いのがエアコンの特徴と言えます。

 

更にエアコンは暖房としてだけでなく、冷房も兼ね備えているため冬以外にも活躍

します。

その点を踏まえると一年中活躍するエアコンが一番お勧めできる暖房といえると思

います。

しかし、エアコンには乾燥を感じやすかったり、風でホコリが舞うなど人によって

は好き嫌いが分かれるところではあります。

 

「床暖房」

 

 

床暖房は床を直接暖める暖房で、熱が床、壁、天井に反射しながらゆっくりと部屋

を暖めます。

時間はかかりますが満遍なく部屋を暖められます。暖房器自体が床下に隠れている

ため、置く場所やレイアウトを考える必要がなく、部屋を広く使えます、エアコン

のように風もないため乾燥を感じにくくホコリが舞うこともありません。

床暖房は「電気式」と温水を床下で循環させて床を暖める「温水循環式」がありま

す。

温水循環式は電気のほかガス、灯油、をエネルギー源にすることが可能です。

 

「ガスファンヒーター」

 

 

ガスファンヒーターはガスホースで燃料となるガスを補給し電気の力で稼働させる

暖房です。

 

スイッチを入れてから短時間で温風が出てファンの力でお部屋全体がすぐに温まり

ます。

 

ガスを利用する暖房は、部屋の空気を使ってガスを燃焼させるため、不完全燃焼に

よる一酸化炭素中毒を起こす可能性があります。

安全装置が備えているとはいえ、万が一のために定期的な換気を習慣化させること

が重要です。

 

「床下暖房」

 

 

床下暖房は、床下の空間にエアコンやストーブなどの暖房を設置し、その暖房が暖

めた空気を空気を循環させて床面を暖めます。

床面だけが温かいということがなく、部屋全体の温度差はほとんどありません。

 

ただし「高気密、高断熱、基礎断熱」仕様の家であることが条件となります。

 

この工法を取り入れないと、せっかく温めた空気が室外に出てしまい、暖房として

の機能を果たせなくなります。

 

「セントラルヒーティング」

 

 

セントラルヒーティングとは、熱源装置で温水や温風を作り建物内のあちこちに設

置されているパネルヒーターを通じて、室内全体を暖める暖房設備です。北海道の

新築戸建て住宅では、7割~8割の方が導入していると言われています。

 

石油、ガス、電気のどの熱源でも可能なうえに切り替えができるため、将来の環境

変化にも対応できるのがポイントです。

熱源装置やパネルヒーター、この2つをつなげるための導線など設置するものが多

いため、他の暖房よりも初期費用はかかります。

また24時間運転が基本なため、その分ランニングコストも高くなります。

暖房費を抑えるために運転を止めたとしても、家の中を再び適温にするまでに大き

なエネルギーを必要とするため、暖房費の節約にはつながりません。

 

「まとめ」

 

 

暖房にはそれぞれ長所、短所があり暖かさの感じ方や必要な費用などは異なりま

す。また、快適と感じる暖かさやコスパへの印象は人それぞれ違うので、どれが

一番良いかは一概には言えません。

とはいえ、なるべくコスパの良い暖房を選びたいですよね。

 

ペレット、薪ストーブも根強い人気がありますよね。

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