ガラスの性能

2022/12/03
2024/05/20

「お宅のサッシは何枚ガラス?」

 

今住んでいる家の窓ガラスにどのようなガラスが使われているかご存知ですか?

 

30年以上前に建てられた家であれば、ガラス1枚の「単板ガラス」が使われてい

るかもしれませんね。

窓は家の中で最も熱が逃げやすい箇所ですから、ガラス1枚だけですと冬場は寒い

の一言だと思います。

内と外の境目がガラス1枚だけですから当然ですよね。室内は結露が起こるし、冷

暖房費もかさみます。

 

「今の主流」

 

現在はペアガラスやトリプルガラスが主流となっています。

 

ペアガラスはただガラスを重ねただけでなく、ガラスとガラスの間に隙間がありそ

の隙間に断熱性能を高める空気やガスを入れています。

トリプルガラスはペアガラスを更に進化させたもので、文字通りガラスを3枚組み

合わせたものです。

窓はガラスとガラスのフレームのサッシ(枠)で構成されています。以前はアルミ

サッシが主流でしたが、現在はアルミ+樹脂の複合サッシと樹脂サッシが主流とな

っています。

「U値とR値」

 

窓の性能を表す数値としてU値とR値があります。

 

U値は熱貫流率のことをいいます。熱貫流率とは、簡単に言えば熱の伝えやすさを

表す数値です。

なので値が小さくなればなるほど高性能ということになります。

R値は熱にどれだけ抵抗するか断熱の強さを表す単位になります。

なので、数字が大きいほど性能が高いということになります。

 

数値の比較

 

U値 樹脂トリプルガラス    1.0

樹脂ペアガラス         1.7

アルミ複合樹脂ペアガラス    2.4

 

R値 樹脂トリプルガラス    1.0

樹脂ペアガラス         0.59

アルミ複合樹脂ペアガラス    0.42

 

数値だけで比較すると、樹脂トリプルガラスが一番性能が良いことがわかります。

 

「トータルバランス」

 

家を建てる時やリフォーム工事を行う際に、何を基準にサッシを選択するかはお客

様によって違います。

 

樹脂トリプルガラスは性能が良いけど、値段もそれなりに高くなります。

(サッシ価格の比較は会社によってまちまちなので、ここでは控えます)

 

それと、サッシばかり性能の良い物を使ってもダメです。

 

それに合わせた断熱材や、換気システムを採用しなければせっかくの高性能が無意

味になってしまいます。冷暖房費の節約を考えるか、初期費用を幾らでもおさえる

か、考えが分かれる所ではあります。

 

採用したいけど予算的に厳しいという方は、適材適所にトリプルガラスを採用する

という選択もありだと思いますよ。

▼窓のリフォーム工事をお考えの方はこちらからどうぞ

 

 

オススメの記事