家づくり資金計画 その②
家づくりの資金を準備する方法
家づくりに必要な資金を準備する方法は、大きく分けて「住宅ローン」「自己資
金」「親族の援助」の3つになります。
【住宅ローン】
現金で資金を準備できないときは、住宅ローンを利用するのが一般的です。もちろ
ん、自己資金と併用しても構いません。
住宅ローンは、金融機関によって事務手数料や金利、保証料などが異なります。複
数の金融機関を比較して返済シュミレーションをしてもらい、条件の良いところを
選びましょう。
【自己資金】
貯金や退職金、保険の満期などのまとまった資金が準備でき、住宅ローンを利用し
ない場合、利息を支払う必要はなくなります。住宅資金としてほとんどを使ってし
まうことがないように、バランスを考えることが大切です。
【親族の援助】
親族から資金の援助を受ける方も少なくありません。援助は金銭の場合もあります
が、土地購入の資金や土地を譲渡される場合もあります。
家づくりには建物の費用はもちろん、土地購入費も発生します。土地代だけでも負
担が軽くなれば、その分建物に予算を配分できますので、援助があると資金にゆと
りが生まれます。
ポイントとして援助が見込めるときは、贈与税に注意しなてればなりません。直系
尊属からの住宅用の資金援助は一定範囲で非課税となる優遇税制がありますので、
事前に確認しておくと安心です。
住宅ローンの選び方
住宅ローンを選ぶときに、一番大切なのは、メガバンクや金融機関のネームバリュ
ーにこだわらないことです。
地方の信用金庫や地方銀行を切り捨てず、金利と金利タイプから月々の返済を具体
的に比較することを忘れないようにしましょう。
金利には、「変動金利型」「固定金利型」「固定金利選択型」の3つのタイプがあ
ります。
【変動金利型】
半年ごとに金利が見直される。同時期の固定型金利より金利が低く設定される。一
般的に景気の良いときには金利が上がり、景気が悪い時には下がる。
【固定金利型】
全返済期間において、金利が固定されている。同時期の変動型金利より金利が高く
設定される。景気に左右されないが、低金利の時期にも返済額は少なくならない。
階段的に金利を上げるプランもある
【固定金利期間選択型】
同時期の固定金利より金利が低く設定される。一定の期間は固定金利型となり、そ
の後はまた固定期間を設定するか、変動型に移行するかを選ぶことができるものが
多い。
【フラット35】
住宅ローンを調べていると、必ず出てくるのが「フラット35」です。フラット3
5は、固定金利型で最も有名な住宅ローンで、住宅金融支援機構が各金融機関と提
携して運用しています。しかし、各銀行や金融機関ごとに、金利や手数料などは異
なるため、比較する必要があります。
一方で、変動型と固定期間選択型を選びたいなら、民間の金融機関が運用する住宅
ローンの金利やプランを比較する必要があります。夫婦がそれぞれで借入をする
「ペアローン」、二人で借り入れをする「連帯責務」など、さまざまな選択肢もあ
ります。
各金融機関の住宅ローンを比較する材料として、【団信】は忘れていけない項目で
す。
団信とは、団体信用生命保険の略で、万が一、ローンの責務者が亡くなったり、
働けなくなったりした際に、保険会社が代わりに残額を支払ってくれるという保
険です。
基本的な内容にさらにオプションを付けられる場合もありますので、家族
の為にも、しっかりと比較して検討するようにしましょう。
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