家づくり資金計画　その①

資金計画を失敗しないために

家づくりを考え始めた時、まず着手すべきことが資金計画です。

無理のない予算で注文住宅を購入するには、資金計画をしっかり立てることが重要

です。

例えば、２，０００万円の予算があったとしても、２，０００万円の住宅が購入で

きるわけではありません。

家づくりにかかる総費用は住宅の本体価格が全体の約７０％、付帯工事費が約１５

～２０％、その他諸経費が約５～１０％になります。

ですので、仮に２，０００万円の住宅を建てようと思ったら、プラス３０％の

金額を見なければならず、そこを見落としてしまうと予算オーバーになってしまい

ます。

間違った資金計画のまま住宅購入を進めてしまうと、住宅ローンの返済が滞り、最

悪新居を失うことにもなりかねません。

注文住宅を購入する際は住宅ローンを組むことがほとんどですので、資金計画成功

のカギは住宅ローンを返済していけるかにかかっています。

例えば自己資金を多く用意できれば、その分だけローンは減りますので、毎月の返

済額も少なくすることができます。

また、今は健康でも将来病気や事故によって働けなくなったり、不景気のために職

を失ったりすることも考えられます。

将来起こりうるリスクを考えると、予算オーバーのまま住宅購入をするのは危険で

す。

資金計画はあくまでも余裕を持って考えるようにしましょう。

住宅購入の資金計画を考えるときライフプランも同時に考えていく必要がありま

す。

マイホームの購入は人生の中でも一番大きな買物だと思いますが、他にもまとま

ったお金が必要そうな今後起こり得るさまざまなイベントがたくさんあると思い

ます。

子供の教育資金や車の購入、旅行、住宅購入後の維持費、老後の資金等、住宅購

入の資金計画ばかりではなくライフイベントの予算を大まかに設定し、どのくら

いの期間でいくらずつ貯めれば資金を準備できるか逆算してみると、無理のない

住宅ローンの設定や、いざお金が必要な時に困ることが少なくなると思います。

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