お勧めしたい無垢フローリング

2023/01/26
2024/05/20

【無垢材って何?】

 

無垢フローリングは木のぬくもりを感じられ、味わい深く人気の高い素材です。

 

弊社もお勧めしている一押しの商品なのですが、無垢材がどのような素材なのかよ

くわからない人も多いと思いますので、今回は無垢フローリングの特徴やメリット

、デメリットについて深堀していきたいと思います。

 

フローリングの場合、無垢材以外の素材でよく使われるのが集成材です。

 

集成材とは、薄くした木版を接着剤で張り合わせ、ブロック状にした木材のことを

指します。いわば、人工的に作られた木材です。

 

それに対して、自然な木材といわれるのが無垢材です。

 

無垢材は、丸太から切り出した自然な状態のままの木材のことをいいます。

集成材は木版を張り合わせて作るので、品質が安定しています。

反対に、無垢材は切り出したままの木材なので、品質にばらつきがありますが、

材の表情が豊かなのが特徴です。

 

無垢材といっても、木材の種類はさまざまです。

次にフローリングによく使われる無垢材をいくつか紹介しそれぞれの特徴について

お伝えしたいと思います。

 

【杉の無垢フローリング】

 

杉は昔から日本で使われている素材で、フローリングにもよく使用される木材で

す。

杉は柔らかい無垢材であるため、幅広いデザインが可能で和室や洋室どちにもに

もよくマッチします。

一番の特徴は、柔らかかく肌触りがよいというところで、素足で杉のフローリン

グを歩くと非常に気持ちがよいと思います。

 

赤ちゃんのハイハイも杉の無垢材なら安心です。

 

【檜の無垢フローリング】

 

ヒノキは日本を代表とする高級な木材です。

ヒノキ風呂なども人気があり、その香りに癒されます。

独特の芳香があるため、フローリングに使用することで部屋全体にヒノキの香りが

広がります。

また、ヒノキは強度や耐久性に優れているため、フローリングにぴったりの素材だ

と思います。

 

【パインの無垢フローリング】

 

パイン材は、素朴でのどかな部屋に合う無垢材です。

経年変化で独特の深みが出ることから、多くの人に親しまれ普遍的な人気がありま

す。

時がたち、傷が出来たり色が変わったりしたとしても、それもパイン材の味として

楽しめます。

パイン材はアンティーク家具にも使用される素材で、経年変化によってヴィンテー

ジ感を味わうこともできます。

 

【オークの無垢フローリング】

 

オーク材は、ブナ科の広葉樹で日本ではナラと呼ばれることもあります。

昔から船舶やウイスキーの樽に使われている素材で、高い耐久性と耐水性を備えま

す。

木目に落ち着きがあり、シックな雰囲気を演出してくれるフローリングに適してい

る素材です。

 

【ウォ―ルナットの無垢フローリング】

 

ウォ―ルナットとは、クルミ科の広葉樹のことで、古くから床材や家具に使われて

きた木のひとつです。

濃い色合いからシックな雰囲気で耐久性にも優れていることから、非常に人気があ

る素材です。

独特の濃淡のマーブル模様が高級感ある空間を演出してくれます。

 

【無垢材のメリット、デメリット】

 

無垢材は味わい深く人気の高い素材ですが、自然のままの木材のため、良い面と悪

い面があります。

 

ここではメリットとデメリットを考慮して、自分の家にあったフローリング素材を

選びましょう。

 

まずは無垢材の【メリット】から紹介します。

 

・木材本来の味がそのまま残っている

 

無垢材を使うメリットの1つは、木材本来の味を感じられることです。

 

集成材を使ったフローリングもデザインが向上し、おしゃれなものも普及していま

すが、木の断面がそのままフローリングとなる無垢材には及びません。

 

無垢材は、丸太からの切り抜き方でも木目が変わります。そのため、同じ木目の無

垢材は存在しないのです。

 

唯一無二のフローリングの質感を味わうことができます。

 

・経年による変化を楽しめる

 

無垢材は、時が経つにつれて表情を変える素材です。

 

真新しい無垢材も木の香りや木目を楽しむことができますが、十数年間経ったとき

の無垢材の味は、なかなか他の素材には出せません。

 

経年とともに変化していく色やツヤを楽しめるのは無垢材だけでしょう。

 

・調湿作用によって快適に過ごせる

 

無垢材には調湿作用があります。

 

部屋の湿度によって水分を吸収、放出してくれて部屋の湿度を一定に保とうとしま

す。

夏場は無垢材が水分を吸収し、部屋の湿度を下げてくれます。

また、冬場であれば無垢材が水分を放出し乾燥しすぎないようにするので、部屋の

快適性があります。

 

・冬場でも冷えない

 

冬の床のひんやりとした冷たさを経験した人も多いでしょう。

 

冷たい空気は下方に行くためフローリングはどうしても冷たくなってしまいます。

しかし、無垢材を使用するとその冷たさが軽減されます。

たくさんの空気を含んだ無垢材は、その空気が断熱の役割を果たすため冬場では

冷気が無垢材に伝わりにくくなり、冷えるのを防ぐ作用があるのです。

 

無垢材の【デメリット】

 

・膨張と収縮を起こす

 

調湿作用によって、水分を吸収・放出するため、無垢材が膨張と収縮を繰り返しま

す。

その結果、フローリングに隙間や反りが生じることがあるのです。

しかし、この収縮は、施工前にきちんと処理をしておくことで回避することができ

ます。

無垢材は含水率30%を下回ると変形や収縮が起こります。

18%以下になるとその変形がなくなり強度が高まるため、建築後の不具合をなく

すためにあらかじめ含水率の低い無垢材を選ぶといいでしょう。

 

・傷がつきやすい

 

無垢材は天然木であるため、加工される集成材に比べると傷がつきやすくなりま

す。

杉などの柔らかい無垢材であれば、物を落として凹むこともあるので注意が必要

です。

また、犬や猫などペットを飼っているお宅では、爪の跡がつきやすいので傷が多

くなる可能性が高くなります。

 

・水に弱い

 

無垢材は、表面を塗装していたとしても水に弱い傾向があります。

水を含むことで膨張し、反りが起こる場合もあるのです。

そのため、濡れたらすぐに拭き取ることが大切です。

 

【まとめ】

 

自然のままの状態である無垢材には、ほかの素材には出せない味があり、その種類

も豊富です。

また、肌触りがよく調湿作用にも優れているので、部屋を快適に保つことができま

す。

 

新しく家を建てる時やリフォームの際に、フローリングを無垢材にしてみてはいか

がでしょうか。

 

傷つきやすく水分に弱い性質がありますが、きちんと無垢材に合ったお手入れをす

れば、長く使い続けることができます。

 

 時の流れと共に無垢材も変化していきます。

家族と一緒に成長していく無垢材の風合いも楽しめると思いますよ。

▼無垢フローリングで新築、リフォームをお考えの方はこちらからどうぞ。

 

 

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