理想的な住まい

2023/10/11
2024/05/20

完璧な家なんて無い

 

家づくりを考える時、こだわりたいポイントは誰でもあると思います。

 

一生に一度の大きな買い物なので、後悔や失敗をしないためにあれこれ悩むのは

当然のことです。

私も自分の家を新築して8年経ちますが、やはり後悔や失敗をしたくなかったので

考えに考えぬいて建てたつもりですが、いざ住んで見るとああすればよかった、こ

うすればよかったと思う所がいくつもあります。

 

図面を見ながら頭の中で立体的にイメージを考えるのですが、実際に住んでみて気

がつく部分が非常に多いなぁと思うのが正直なところです。

 

人によって価値観も違うので一緒に住んでいる家族でも意見が分かれると思いま

す。

それに加えて、建材や住設機器等が毎年のようにリニューアルされ良い商品がドン

ドン出て来るので、その時は最高だと思って採用しても1、2年で更に良い商品が

出てくるので、その辺は諦めるか割り切って考えるしかないですね。

 

価値のある住宅

 

日本の住宅は建材、住設機器等新しい商品が出たら直ぐに採用し、良い品物を常に

使って要るはずなのに住宅の寿命は短く、中古住宅としての価値が0に等しくなり

価格が安くなります。

 

海外の例を挙げると、デンマークの家の寿命は80年と言われています。

 

「幸福度の高い国デンマーク」では”ヒュッゲ”という人々がとても大切にしている

暮らしを楽しむための工夫があるそうです。

定義はなく、キャンドルを灯したりBGMをかけて家族とゆっくり過ごすこともそ

の一つだそうです。

大切な人たちと過ごす家にも愛情をかけ、日頃からガーデニングを楽しむように家

の壁を塗ったり、手入れに手間をかけます。

 

そして子供や孫たちに家を引継ぎ、永く住む文化があるそうです。

 

手入れがされた長く使える家は、良い品質のものとして古くても価値があるとされ

るそうです。

 

良いものを長く大切に使う

 

長く住むためには、やはり素材にこだわらなければなりません。

 

昨今、自然素材が見直され多く採用されるようになりました。

長く使い続けるためには、メンテナンスが不可欠です。

本物の木材はカンナで削ったりヤスリで磨いたりできますが、合板でできている物

はそうはいきません。

木造建築物として1300年以上の歴史を誇る法隆寺も日々のメンテナンスがあっ

たからこそ現代に至るまで健在しているのです。

本来木材は湿気腐敗さえ防げば、良い状態を長く保てる素材なのです。

逆に、家に湿気を入れてしまえば、湿った木材を好むシロアリが発生したり、

家を支える木材が腐って弱くなったりして、寿命が短くなります。

 

そのため、木造住宅の寿命を延ばすには定期的なメンテナンスが必要不可欠なので

す。

 

味わい深い家

 

弊社が目指すお客様に提供したい家は、年月を重ねていくたびに味わいが出てくる

ような家です。

 

旅先でたまに古い洋館や和風の建物を見る時がありますが、現代まで残っているよ

うな建物はやはり手入れがしっかりされており柱や梁、床板が飴色に輝いていて古

さは感じられても実に味わい深く、何時間でも居られるような空間は憧れます。

 

新築した時も立派な建物だったと思いますが、年月を重ねていくたびに出る風合い

はやはり本物の木材を使っているからこそ出るものです。

新築の時は真っ新だった木材も、経年変化により色合いが変わり傷がついた床板も

深い味わいに変わっていく。

コーヒーを飲みながら好きな音楽を聴き、楽しみながら家のメンテナンスを行う、

住めば住む程に魅力的な家に変わっていくそんな素敵な家を提供していきたいです。

 

長持ちさせるためには、メンテナンスが必要不可欠です。

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