家づくり資金計画 その③

2023/03/17
2024/05/20

お金を支払うタイミングと流れ

 

家づくりにかかるお金は、数回に分けて支払います。

住宅ローンの手続きにも大きくかかわる部分の為、しっかりと事前に把握しておく

ことが大切です。

一般的には、大きな費用の支払いは、土地購入を含む場合は5回、土地購入が不要

の場合は4回に分けて行います。

 

土地購入のお金を支払うタイミング

 

土地購入が必要の場合、まず、土地代金の清算が必要です。土地の売買契約を結ぶ

際に、約10%の手付金を支払い、その後に残金を全て支払います。

土地の購入にかかるお金には、実際の土地代以外にも仲介手数料印紙税登録免

許税が必要となります。

 

通常、住宅ローンは建物が完成して引き渡しされるときに融資がおります

 

土地購入の資金を住宅ローンで支払う場合は「つなぎ融資」が必要となります。

つなぎ融資は、その名の通り「つなぎ」として一時的に借りるローンです。

 

住宅ローンは建物の引き渡しや登記が済み、その住宅を担保として借り入れます。

つまり、建物の引き渡しが完了しないと、住宅ローンは使えないのです。

 

尚、つなぎ融資を借りる際、住宅ローンとは別に諸費用がかかります。

 

建物に必要なお金を支払うタイミング

 

契約時、契約金】(初回)

基本的には、工事請負契約に記載された金額の1/4または10%程度を契約時

に支払います。しかし、契約のタイミングでは、住宅ローンの融資が実行されて

いないケースも多い為、記載金額の10%程度など頭金という意味合いの金額に

なることもあります。

 

【着工時、着工金】(2回目)

着工のタイミングで契約金額の1/4、または30%程度の支払いがあります。

この時期には住宅ローンの審査も完了していますが、実行が引き渡し後の金融

機関も多いため、自己資金で賄えないときはつなぎ融資を利用して支払います。

 

【上棟時、上棟金】(3回目)

上棟時のタイミングでさらに1/4または30%程度を支払います。現場の進行具

合は初期段階なのですが、支払う金額では契約額の約7割に相当します。この段

階だけでみると先払いをしている感じもありますが、この後は引き渡しまで支払

いのタイミングがありません。住宅会社は工事を進めていくうえで、先に材料を

仕入れる資金が必要になるためです。

 

【完成、引き渡し時、最終金】(4回目)

引き渡し時は、本体工事、付帯工事、諸費用の最終清算です。住宅ローン利用なら

融資実行になりますので、借入金から工事関係の費用を支払います。

 

まとめ

 

家づくりに必要な資金について、具体的なイメージを持つことは、家づくりの大切

なポイントです。

 

工事の流れに沿って費用を支払うタイミングは、上棟までに約7割は必要です。

自己資金だけで7割を賄える方は実際にはごくわずかで、ほとんどの方は住宅

ローンを利用します。

 

土地の購入にローンを利用する場合は、つなぎ融資が必要となるので、事前に準

備を進めましょう。

自己資金と住宅ローンのバランスを返済計画とともにしっかりとシュミレーション

して、家族の成長にもあわせた資金計画を立てましょう。

 

 

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